良くない痩せ方

実践編

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今回は痩せるには痩せたけど、芳しくない痩せ方についての記事です。

痩せたんだからそれでいいじゃんとお思いの方、そんな方にぜひお読みいただきたい内容になっています。

例を挙げてみます。

60kgで体脂肪率が30%の方が5kg痩せたとしましょう。

ダイエット開始前は60×0.3で18kgの脂肪があったことになります。

60-18の脂肪以外の42kgは便宜上、全て筋肉だと仮定します。


まず良くない痩せ方です。

皆さんは良くない痩せ方と聞いて、どんなことが思い浮かびますか?

具体的には何が減ると体に良くないと思いますか?

一般的にもよく知られているのでご存じの方も多いと思いますが、筋肉が減るのは芳しくない痩せ方です。

その根拠として筋肉が減ると基礎代謝が減ることと、そしてもう一つ重要な理由があります。

それは体重は減っても結果的に体脂肪率が増えてしまうからです。

詳しく解説していきましょう。


上記の計算からダイエット開始前が60kgで脂肪が18kg、筋肉が42kgであることが分かります。

5kg減らしたわけですが、そのすべてが筋肉だったとすると

体重は55kgになり、脂肪はそのまま18kgで筋肉が42-5=37kgになりました。

これらの数値から体脂肪率を求めると、18÷55×100=32.72727で体脂肪率が32.7%ということに。

60kgで体脂肪率30%の方が、5kg痩せて55kgになったのにもかかわらず体脂肪率は実に3%近く増えてしまっています。

この痩せ方は良くないを通り越してかなり悪い痩せ方です。

なぜなら筋肉が減って基礎代謝がかなり下がっているからです。

基礎代謝が下がっているということは必然的にリバウンドのリスクも跳ね上がってしまいます。

筋肉が減る現象は、一般的に栄養(カロリー)不足の状態が続くと起こります。


失敗してしまうダイエットの多くがこれに当たるといっても過言ではないです。

特に炭水化物が不足していると筋肉が落ちてしまいます。

こういう状態ですと、食事制限や運動をやめるとあっという間に体重が増えてしまうでしょう。

いわゆる食べないダイエットというやつです。

そんなつもりは全くなくても、リバウンドするために痩せたようなものです。

そして筋肉が減った状態で暴飲暴食をしてリバウンドしてしまうと、脂肪がつくのでますます体脂肪率が上がるという最悪な結果に。

しかし残念ながらこういう方は非常に多いと思います。

やはり栄養(特に糖質)をしっかり摂取した上で、無理のない有酸素運動をコツコツと行って一ヶ月に1kgのペースで筋肉ではなく脂肪を落とすのが健全なダイエットだと言えます。

上記の例で考えてみますと、今度は筋肉ではなく脂肪を5kg減らせたと仮定してみましょう。

60kgで18kgの脂肪を5kg減らしたわけですから、体重は55kgで脂肪は13kgになったことになります。筋肉は42kgのままという仮定です。

その体脂肪率は13÷55×100=23.6363…となって体脂肪率は23.6%です。

痩せるのは早くても体脂肪率が32.7%になって脂肪増で筋肉減、そしてリバウンドは確実な体と、脂肪減で筋肉は維持、体調は良くリバウンドのリスクはかなり低い体。


皆さんはどちらの体になりたいですか?

早く痩せたいお気持ちは痛いほど分かります。

現状に納得がいかず、焦る気持ちも痛いほど分かります。

しかし、です。

ダイエット開始前以上にリバウンドするリスクがなく、かつ好きな物を食べたい時に食べられて運動も強迫観念からするのではなくしたい時にして、体重と体脂肪率が安定する生活を手に入れるのには一ヶ月で1kg減のペースが最短なんです。

もう少し遅いペースでもいいくらいです。

大切なことなのでもう一度言いますが、リバウンドせずに自由な生活を手に入れるのは一ヶ月で1kg減が最短です。

地道にコツコツ脂肪を減らしていくのが一番の近道です。


皆さんのダイエットの参考になれば幸いです。

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