あなたは誰、あるいは何のためにダイエットしますか?
あなたは本当にダイエットする必要がありますか?
という記事(以下参照)で、【ダイエットしないという選択肢もありますよ】といった趣旨のことをお伝えしました。
とはいえ、おそらく大多数の方がダイエットをしたいとお思いになることでしょう。
そこでダイエットを決意した方に改めてお聞きしたいです。
あなたは何(誰)のためにダイエットをしますか?
何を目的としてダイエットをするかは人それぞれだと思いますが、何を目的とするかにも注意が必要な場合があります。
いくつか例を挙げてみます。
- 痩せて可愛く(かっこよく)なりたい
- 痩せてモテたい
- 痩せて憧れの人のようになりたい
- 痩せて好きな人の好みに近づきたい
- 家族や友人に太ったと言われたから痩せたい
- 振られたから痩せて相手を見返してやりたい
- 痩せていた若い頃のようになりたい
いかがでしょう。当てはまった方も多いと思います。
一見すると、どの目的も何の問題がないように思えますよね。
ですが少し注意が必要です。
何が問題かといいますと、どの目的も周りの人(他人)からの目線や意見や価値観から痩せたいと思っているということなんです。
それのどこが問題なの?
ダイエットのモチベーションも続きそうだし、むしろダイエットに成功しそうに思えるけど。
とお思いの方もいらっしゃることでしょう。
確かにご自分が理想とする体重や体型にはたどり着けるかもしれません。
しかし、です。
他人の目線や考えや価値観を基準にしてダイエットをして理想の自分になれたとしても、その後も常に他人からの評価ばかり気になるはずです。
- 少し食べすぎては体重を気にし、体形が変わっていないか不安で仕方がない。
- これを食べたら太るのではないか。
- お腹が空いているけど昨日食べ過ぎたから今日は控えないといけない
- 本当はあれが食べたいけど太るのが嫌だから我慢しよう
- 今の体重や体型をキープするためにダイエットメニューで乗り切ろう
こういった考えにとらわれすぎて、窮屈な生活をずっと送り続けるであろうことは想像に難くありません。
そして一度その我慢の城が崩れると、なし崩し的にリバウンドして元(あるいはダイエット開始前以上)の体重に戻ってしまい、しばらくすると一念発起してまた他人からの評価を気にしてダイエットを開始する。
個人差によりそのサイクルの期間に差はあるものの、ダイエットに失敗した経験がある方なら少なからず経験したことがあるのではないでしょうか。

ダイエットするのは他の誰でもない、自分ですよね。
言うまでもないことかもしれませんが、ダイエットするのは自分の体ですよね。
他人の評価を気にしすぎるあまり、他人が主体のダイエットになっていませんか?
自分が主体なんです。
今の自分ではダメ
そして上記のような目的でダイエットを続けるのには、もう一つ大きな問題があります。
それは今の自分のままではダメ、魅力がないと心のどこかで無意識的に思ってしまっている点です。
- 痩せてない今の自分は可愛くない(かっこよくない)
- 痩せてないと自分はモテない
- 痩せてない自分は憧れの人にはなれない
- 痩せてない今の自分は友人や家族から大切にされない
- 痩せないと振られた人を見返せない
- 痩せてないと若い頃のようには輝けない
冒頭で挙げた目的は、こうした考えがセットで心にあることになります。
こういった考えのままですと、常に自分にダメ出しをしながら過ごしていることになります。
誰だって苦しいですよね。リバウンドしてしまうのも当然です。
そしてさらに厄介なのは自分へのダメ出しを無意識の内にしていて、それが当然になってしまっていることです。
ダイエットに限った話ではないのですが、自分には何かが足りないという不足感を持ったまま行動してもなかなか芳しい結果につながらないことが多いです。
誰しも一人で生きているわけではありませんので、他人の目を気にするなというのは困難な話です。
ですが一度、周りの人にどう見られるかは一旦忘れてみましょう。
冗談でも何でもないのですが、しばらく無人島で暮らすとしたら、あなたはどういう体(型)になりたいですか?
他人は関係なく、本当のあなたはどんな体になりたいですか?
くだらないと思うかもしれませんが、ぜひ一度このように考えてみてください。
無理に変わろうとする必要なんてないんです。
誰かと比べる必要もないんです。
過去の自分と比べる必要もないんです。
心からそう思えた時に、なりたい自分になれますよ。
あなたは何のため、誰のためにダイエットしますか?
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