塩分の摂りすぎがいけない理由

食事編

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今回は塩分とダイエットについての記事です。

【ダイエットのためには塩分を控え目にしましょう】という注意のようなものは皆さん一度は耳(目)にしたことがあると思います。

これは正しいことですが、言い換えると【塩分を摂りすぎると太る】ということになりますよね。

その理由について解説していこうと思います。

浮腫むメカニズム

単純な食べ過ぎで摂取カロリーが増えて太るということは誰でもイメージしやすいですよね。

消費カロリーを上回った分だけ脂肪になると簡単に考えられます。

でも塩分の摂りすぎについてはどうでしょう?

塩分の摂りすぎで高血圧になったり血液がどろどろになるから、健康面で良くないということは皆さんご存じだと思います。

健康面で問題がある=ダイエットが成功しないということだけではなく、もう少し掘り下げて考えてみましょう。


皆さんも経験があるかと思いますが、塩分が多い食事をすると浮腫(むく)みますよね。

まずはこの浮腫みのメカニズムから説明していきます。

人間の体は体内の塩分の割合を一定に保とうとする機能が備わっています。

塩分を摂りすぎると、脳卒中や高血圧、動脈硬化、心肥大、心不全、虚血症心疾患、腎障害など命にかかわる病気を誘発する恐れがあるからです。

生命の危機を回避するために、塩分の割合を一定に保とうとする機能が生まれつき備わっているんです。

余分な水分や老廃物を尿や汗から排出する機能も同時に備わっているため、塩分を多くとりすぎると浮腫んでしまうんです。

どういうことかといいますと、塩分を摂りすぎた時にも、摂りすぎていない時と同じように体外に水分を排出してしまっては体内の塩分の割合が高くなってしまいますよね。

これを生命の危機と判断した体は水分の排出を抑えて、できるだけ体内に溜め込んで塩分の割合を薄くしようとするわけです。

塩分を多くとりすぎると喉が渇いたり尿の量が少なくなったり、浮腫んだりするのはこのようなメカニズムに基づいているからなんです。

結果として基礎代謝が下がる

前置きが長くなってしまいましたが、塩分を多く摂りすぎで浮腫むとなぜ太ってしまうのでしょうか。

前述したとおりカロリーオーバーで太るのはイメージできますが、塩分だけならカロリーオーバーにはならないのに太るのは??

浮腫みということは余分な水分を体外に排出しなくなる=体内の消化→吸収→排出という作業が滞ることになります。

実はこの消化→吸収→排泄という胃腸の働きによってもカロリーが消費されていますから(いわゆる基礎代謝ですね)、それが滞るということは当然基礎代謝も下がってしまいます。

これが塩分の摂りすぎで太ってしまう理由です。

水分を溜め込んでいる分、体重が増えるという意味ではないです。

基礎代謝が下がってしまうことによって消費カロリーが大幅に下がる=そんなに食べていなくても摂取カロリーの方が上回った結果、脂肪がついてしまうといえば分かりやすいでしょうか。

また健康面から考えても塩分の摂りすぎはいいことは一つもありません。

塩分の摂りすぎには十分に注意しましょう。



調べればお分かりになるかと思いますが、大体は塩分の摂取は一日10グラム未満にしましょうと推奨されています。

7グラム以下が望ましいとも言われています。

これも再三述べていることですが、人間の体は機械ではありません。

夏場にたくさん汗をかいた日や、基礎代謝が上がっている時などは10グラム以上の塩分を摂取しても全く問題がないケースもあります。

反対に7グラム以下の摂取に留めていても水分不足であれば、自然と体内の塩分の割合が上がってしまいますので基礎代謝が下がってしまう場合もあります。

やはり大切なのはその日その日、その時その時の自分の体の調子で判断する必要があるということです。

ダイエット(ダイエットに限った話ではありませんが)って本当にファジーな側面が強いです。

世間一般的に言われている常識や数値はあくまでも目安だととらえるようにしてくださいね。


皆さんのダイエットの参考になれば幸いです。

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