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今回はダイエット中に必ずといっていいほど訪れる停滞期についての記事です。
できうる限り詳しく解説していきたいと思っていますので是非お読みになってみてください。
停滞期の対処法や向き合い方、そして乗り越え方については別記事で詳しく解説しますのでそちらもお楽しみに。
停滞期が訪れる仕組み
まずは停滞期がなぜ訪れるのか、いつ訪れるのかを解説します。
一般的かつ平均的に、いわゆる停滞期は体重を5%落としたあたりでやってきます。
50kgの方なら2.5kg、55kgなら2.75kg、60kgなら3kg、65kgなら3.25kg、70kgなら3.5kgくらい体重を落とすと、その流れが滞り始めることが多いです。
私が再三に渡って強くおすすめしているのが一ヶ月で1kg減のペースでのダイエットですので、だいたいですがどれくらいの体重であっても2~3ヶ月ほどで停滞期が訪れる計算となっています。
私にもしっかり停滞期がやってきました。
本当にピクリとも体重が減らなるんですよね。
停滞期=ホメオスタシスと生命維持の働きによるもの
どうして停滞期が訪れるかといいますと、まずはホメオスタシスがその理由です。
人間の体は意識的にも無意識的にも安定を好み変化を嫌う習性が本能的に備わっています。
例えば転勤や入学など、環境が大きく変わると我々は一時的にストレスが溜まりますよね。
新たな環境に慣れるまではストレスと疲労が溜まって代謝が下がってしまいます。
これはダイエットにも言えることで、頭では痩せよう・痩せたいと思っていても体は無意識の内に現在の体重をキープしようとしてしまうんです。
痩せてもリバウンドしてしまうのは、このホメオスタシスの影響が非常に強いんです。
さらに体重が減ると体は生命の危機を感じてしまいます。
数ヶ月間に渡って消費カロリー>摂取カロリーという状態が続き、体重が一定量減ると体は栄養不足から本能的に生命の危機を感じてしまうんです。
停滞期なんて訪れてほしくないですし、厄介なものですがよく考えてみたら当然ですよね。
体からしたらいきなり入ってくる栄養が減るわけですから、生命を維持するためになるべく体重を減らさないようにするのも頷けます。
体で何が起こっているか
さて停滞期中には体内でどんなことが起こっているでしょうか。
例を挙げてみましょう。
60kgでダイエットを開始した方が三ヶ月で3kgの体重を落としたとします。
そして四ヶ月目からどんなに頑張っても体重がピクリとも落ちなくなりました。
三ヶ月で3kg減ですので、便宜上一ヶ月で1kg減のペースということにします。
脂肪を1kg減らすのに約7200kcalの消費が必要ですから、7200÷30で一日あたり約240kcalを収支でマイナスにできていた計算になります。

停滞期に入って体重が全く減らなくなったわけですから、同じ運動同じ食事をしても一日240kcalを消費できていないということになります。
より詳しく解説しますと、一ヶ月1kg減の期間は
基礎代謝が1300kcalとして、活動代謝や食事誘発性熱産生で500kcalだったとします。
合わせると一日の消費カロリーは1800kcalですので、1800-240=1560kcalを食事で摂取していたことになります。
同じ食事同じ運動で体重が停滞するわけですから、活動代謝と食事誘発性熱産生は500kcalのままということになるわけです。
そうなると消えた240kcalはというと
基礎代謝を削っていたということになります。
これが停滞期の正体です。
体重が減ったことによってホメオスタシスが強く働き、生命維持機能から基礎代謝を削って体重が落ちることを防いでいるんです。
ダイエットという観点からは厄介な機能ですが、こういった働きによって我々は生きていけるのですからありがたいことですよね。
停滞期が訪れた時、まずはこの停滞期の仕組みや体で何が起こっているかを知っているだけで慌てずに済みます。
慌てたり落ち込んだりせずに体が自分を守ってくれているんだなと思うようにしましょう。
そして停滞している原因はホメオスタシスと生命維持機能によるものですから、解決策はもちろんあります。
簡単に言うと体を安心させてあげればいいんです。
その具体的な方法については次回の記事で。
皆さんのダイエットの参考になれば幸いです。
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