完璧主義はリバウンドする

ダイエット開始前に

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今回はダイエットに関する簡単なクイズから始めてみようと思います。

皆さんは次の二人の内のどちらがリバウンドしないダイエットに成功すると思いますか?


まずはAさん。

  • 一週間に一日30分の有酸素運動をきちんとこなし、食事も徹底管理して1500~1800kcalを守る。
  • たとえ雨が降ろうが強風だろうが疲労が残っていようが運動は欠かさず、たまにあるお祝い事や友人との会食でも太りそうな食べ物は絶対に食べない。
  • 適当にやっていてはダイエットは成功しないと頑なに思っている。


次にBさん

  • 運動は無理せずにできる日や動きたいなと思った日にする。
  • 悪天候や疲労が残っている日は休む。
  • 友人たちと集まった日などはダイエットのことは忘れて、揚げ物だろうとケーキだろうと普段は食べないご馳走も皆と一緒に楽しむ。
  • どうせダイエットするからには楽しみたいと思い、その時々の体調や気分で運動も食事も固定せずに適当な感じでやることにしている。


さてどちらがリバウンドしないダイエットに成功すると思いますか?




答えはBさんです。

絶対的にBさんがリバウンドしないとは言い切れませんが、Aさんがリバウンドしてしまうことだけは断言できます。

私もAさんタイプでしたので、何十年とダイエットとリバウンドの繰り返しに苦しんできました。


一見するとAさんのような完璧主義的な考えとやり方の方が成功しそうに思えますよね。

どうしてAさんのような完璧主義なダイエットの進め方がリバウンドすると思いますか?

それは体の欲求や反応を無視しているからです。

何度も述べていますように、人間の体は機械ではありません。

一日にウォーキングのような軽い運動を30分行うだけであっても疲労は溜まりますし、悪天候や猛暑の時に外で無理やりウォーキングをしたら疲労やストレスでガクンと(基礎)代謝が落ちてしまいます。


Aさんのような完璧主義な考えの方は、疲れていても悪天候でも猛暑でも自分の決めたプランを遂行しないと気が済まないのです。

疲労が溜まっている時には休養するのが当たり前ですよね。

そうすることで代謝が上がりますので、結果的には痩せやすい体になるんです。

ところがAさんのような方は休むということ=痩せない、太ると思ってしまって休むことができません。

こういう方はすごいペースで目標体重には近づけますが、目標体重にはなかなか届きません。

なぜなら自分の体調や環境の変化に対処できないからです。

休むべき時に運動したり、栄養が必要な時に食べなかったり、知らず知らずのうちに自分の体を痛めつけていては目標体重にまで減らなくて当然ですよね。

あるいは根性で目標体重まで落とせたとしても、その後まず確実にリバウンドします。

ダイエットとは目標体重まで落としたら終わりではありませんので、目標体重まで落とした後も色んな局面がやってくるわけです。

それらの局面に対応しきれずに、ストレスによって食欲が爆発してしまうことが目に見えています。

ウサギと亀で言うならウサギです。


対してBさんの方はといいますと、一日に何分とか今日はこれを食べるとかは決めずに、その時その時で体の様子を見ながら上手く対処できていることが分かるかと思います。


もちろん程度によりますので、一週間の内5日間は運動はしないとか毎日好きなものを好きなだけ食べるとかでしたら成功しませんよ。

念のため。

実はリバウンドしないダイエットとは、この体の調子や反応を見ながら日々柔軟に対処するということに尽きると思います。

太りそうな食べ物を食べる日があってもいいいのです。

運動を休む日があってもいいのです。

体の声を聞かずに運動をしたり食事制限をすることは一見、努力していてすごいと思われそうですが必ずしもそうとは言い切れないということです。

このサイトでも運動や食生活の目安は提示してあるものの、目安は目安でしかないのです。

自分のやり方や考えに固執せず、どうかご自分の体の声を聞いてあげてください。

特に完璧主義な考え方をしがちな方にはお願いしたいです。

もう少し適当で大丈夫ですよ。

理想通りにできない日や、ダメな日があっても大丈夫です。

疲れた日は思い切って運動は休んで、お風呂上りにストレッチやマッサージして体を労わってあげましょう。

大切な人のお祝い事や会食の時には思い切って食べたいものを食べて楽しんでみてください。

そうすることで代謝が上がって、体重は増えません。

一時的に増えたとしてもすぐに落ちますから安心して食べてください。


いかがでしたか。

ことダイエットに感じては完璧なんて存在しません。

良い意味で適当に楽観的にダイエットを進めていけば、その時々に訪れる様々な局面への対処法は自然と身に付きます。

大切なご自分の体ですので、皆さんもっとご自分の体の声を聞いてあげてくださいね。

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