ダイエットで何の運動をしたらいいかは悩ましい所だと思いますが、基本的には運動の種類は何でも構わないと私は思います。
なぜなら食生活を整える方がより重要だからです。
しかし何でも構わないと言われるとますます悩んでしまう方もいらっしゃるでしょうから、今回はどんな運動をどれくらいしたらいいかについて解説していきます。
基本は有酸素運動
効率よく脂肪を減らすためには、やはり有酸素運動が一番おすすめです。
おすすめというよりは有酸素運動を積極的に行うことが一番の近道かなと思います。
その中でも気軽に取り組めて、続けられるのがウォーキングではないでしょうか。
靴とウェアさえあればすぐにでも始められます。
体力に自信のない方でも足腰や筋肉への負担も少ないですので、ぜひ取り入れましょう。
一週間に150~200分を目安に
運動時間は一週間に150~200分を一つの目安にすると効果的かつ効率的に脂肪を燃焼できます。
その根拠ですが、一日に30分程度が体力的にも精神的にも負担が少ないので長期間に渡って取り組むことができるからです。
ちなみにここで言う【体力的に】とは、その運動をやりきれる体力という意味ではないです。
次に運動する時までにきちんと疲労が回復して、毎日のように行える体力のことです。
やりきれることを体力とするのなら一日に100分でも200分でも、倒れるまではできてしまいますので。
極端に言えば、毎日ずっと続けられるといった意味合いです。
スポーツ選手ではない一般の人が、体力的に見て一日30分程度のウォーキングが目安になると言っていいと思います。
では150~200分の根拠はと言うと、運動はできれば週に5日以上継続して行った方が脂肪が燃焼されやすいからです。
これを例えば週末だけ100分のウォーキングを二日間行ったとしましょう。
まず一日に100分のウォーキングだと体の負担が大きすぎます。
そして週に2日の運動では頻度が少なすぎます。
できれば週に5日以上の運動をして、体を体脂肪燃焼モードにさせてあげたいというのが理由です。
週に2日ですと気晴らしやストレス解消といった意味合いが強くなり、体が思うように脂肪を燃焼してくれません。
食事もそうなのですが、一食で考えるのではなく【食習慣】として考えないといけないように、運動も【運動習慣】としてとらえることが大切です。
週5日以上の運動習慣があると、体に体脂肪燃焼のスイッチが入り、より効率的かつ効果的に体脂肪を燃焼してくれます。
ですので30分×5日で150分ということになります。
週に1日は休息日を設けた方が、体力的にも精神的にも楽になって代謝が上がりますので200分くらいまでが限度かなといったところです。
歩く時は股関節から
歩く時は小股でとぼとぼ歩くのではなく、股関節から歩くようにしましょう。
股関節の付け根に靴を履かせるようなイメージで、といえば分かりますでしょうか。
膝下だけ動かしてちょこちょこ歩くのではなく、気持ち大股で気持ち早めのスピードで歩くと体がうまく使えます。
もう一つコツを付け加えれば、腕振りです。
腕は振るというよりは引くことを意識してみてください。
体の後ろの方に引いた反動で前に出るイメージです。
腕を引くことによって肩甲骨と下半身が連動してくれますので、前後や左右にぶんぶんふるのではなく、後ろに引くことを意識してみましょう。
そうすれば自然と体の前に腕が行くはずです。
股関節から歩くこと、腕は引くこと、普段より少し大股で少し早く歩くこと。
まずはこれだけ意識して歩いてみましょう。
すごく気持ちよく歩けますよ。
無理のない範囲で
これまであまり運動習慣がなかった方がいきなり週150~200分を目指そうとすると、体力が追い付かずに代謝を下げてしまったり、その結果食欲が乱れてしまったりします。
まずは5分、慣れたら10分、といった具合で少しずつ体力をつけていってください。
最終的に一週間で150~200分、疲労を残さずに歩けるようになれたらかなり効率的に脂肪を燃焼させることができます。
ただし、【効率的に】というだけですので、一週間に100分で意味がないかと言われるとそんなことはありません。
運動時間は短めでも構いませんので、まずは週5日以上の運動習慣を身に着けることを目標にしてみてください。
体力がついてきたら徐々に時間を延ばしてみてもいいと思います。
最初は散歩程度でも構いませんので、ぜひ運動習慣をつけるようにしましょう。
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