太る食べ物と痩せる食べ物

実践編

明確な線引きはない

皆さんの中で、なんとなくあれを食べたら太るだろうなとか、ダイエット中に食べたらまずいなというイメージの食べ物ってありませんか?

逆にあれを食べておけばダイエットにいいとか、ダイエット中はあれを食べてれば痩せていくというイメージの食べ物もあるかと思います。

食べ物をいくつか挙げてみますので、皆さんその食べ物を食べると太ってしまうというイメージか、ダイエットに効きそうなイメージか考えてみてください。



パッと思いついた食べ物を適当に挙げてみましたがいかがだったでしょう?


おそらく皆さん、わりと簡単にダイエットに良い食べ物か悪い食べ物かのどちらかに分類したはずです。
私の予想で申し訳ないのですが、分けてみますね。

まずはダイエットに良くないであろうイメージの食べ物から。

ハンバーガー・ピザ・ステーキ・カップラーメン・とんかつ・ケーキ・アイス菓子・パン


次にダイエットに良さそうなイメージの食べ物です。

鶏のささ身・鶏むね肉・白米・玄米・和菓子・刺身・焼き魚・煮魚



白米や和菓子などは太るイメージに入れる方もいらっしゃるかもしませんが、大体こんな感じの分類をする方がほとんどだと思います。

この分類、一見すると正解なようで実は正解ではないんです。

どの食べ物がどちらかに入るかの正解・不正解という意味ではありません。

どういうことか解説していきましょう。


まず皆さんがダイエットに良くないとイメージした食べ物についてですが、体の状態によってはダイエット中に食べても何の問題もありません。

むしろ有効になる場合もあります。

その逆でダイエットに良さそうなイメージの食べ物であっても、体の状態によっては太ってしまう場合もあります。


例えばですが体が軽く、いわゆる代謝がいい時に皆さんがイメージするNGな食べ物を食べても意外に太らずにむしろ体調が良くなったりすることがあります。

もっと分かりやすく言うなら、友人や家族と久しぶりに集まってご馳走を囲んで皆で話しながら楽しい気分で食事するような場合です。

旅行なんかもこのパターンですね。

旅行から帰ってくると、あれだけ食べて飲んでの日々を過ごしたのに不思議と体重が増えてなかったり、逆に減ってたりする経験はありませんか?

これが代謝が上がったという分かりやすい例です。

ここで変に我慢して食べないという選択をすると、気持ちに蓋をして無理やり押さえつけるわけですから代謝が下がる上に後でその欲求が爆発します。

重要なのは【これ食べたら太るかな】などと心配しながら食べたりはしない方がいいということです。

そしてご馳走を食べた後に【食べ過ぎてしまった】というような後悔して引きずってしまうのもあまり良くないです。

こういったマイナスの心理というものは面白いくらいに体型に出てしまいます。

食べ過ぎて後悔すればそういう体型になりますし、ご馳走を食べる時はその場と料理を楽しみながら思いっきり食べる!というような感じで楽しめると綺麗に痩せられます。

少し話が逸れてしまいましたが、ダイエットに良くないと思われがちな食べ物でも絶対にNGではないということです。

あれ食べたら太る、これ食べとけば痩せるという0か100しかないような思考ですと間違いなくリバウンドします。

ジャンクフードやいわゆるご馳走って敵ではないんです。

敵として対抗しながらダイエットするのではなくて、味方にして友達になってしまえばいいのです。

言うまでもないことかもしれませんが、これらのジャンクフード等は常食してたらもちろん太りますよ。念のため。

基本的に脂質や塩分や糖分(砂糖)が多い食べ物ですから、カロリー・塩分過多になりますし、仮に太らないにしても日常的に摂取していると健康を害する可能性が高いです。

こういったジャンクフードやいわゆるご馳走と呼ばれる食べ物は嗜好品なので、常食するのではなく嗜(たしなめ)ばいいのです。や塩分や糖分(砂糖)が多い食べ物ですから、カロリー・塩分過多になりますし、仮に太らないにしても日常的に摂取していると健康を害する可能性が高いです。

こういったジャンクフードやいわゆるご馳走と呼ばれる食べ物は嗜好品なので、常食するのではなく嗜(たしなめ)ばいいのです。

体の状態を見ながらたまに楽しみましょうってことです。

この【たまに】という表現が曖昧ですが、ここもある程度の目安はありますので別記事にて紹介しようと思います。


反対にダイエットに良さそうなイメージの食べ物ですが、これで太るとは思っていない方も多いのではないでしょうか。

ところが太ることがあるんです。

例えば皆さんにもダイエット時の強い味方としてすっかりお馴染みとなった鶏むね肉ですが、高たんぱくで低脂質なのがその最たる特徴です。


ところが脂質も生きていく上では大切な栄養素の一つですので、低脂質な鶏むね肉ばかり食べていると脂質が不足してしまいます。

盲点かもしれませんがたんぱく質も取りすぎると腎臓に負荷がかかったり、腸内環境が悪くなります。

そして体が脂質を欲しているのにも関わらず高たんぱくなものばかり食べていると、体調が悪くなり、何度もご紹介しているように代謝が下がります。

代謝が下がるということは基礎代謝も下がりますから、必然的にカロリー過多になって太ってしまいます。

また玄米もダイエットにお馴染みの食材ですが、食物繊維が豊富なので胃腸に負担がかかり、人によっては消化に時間がかかったり腹痛を起こしたりする場合もあります。


ここに挙げたのはほんの一例ですので、この食べ物がいいとかあれはダメとかそういった絶対的正解はないということなんです。

ダイエットに良いとされている食べ物であっても、食べ方や食べる頻度や量や体調によっては結果的に太ってしまうというケースがあります。

前述したように、食べたら太るというイメージのある食べ物であっても、食べ方や食べる頻度や量や体調によっては結果的に痩せる手段となりえます。

これをダイエットに生かせていない方が非常に多いですし、0か100か、白か黒か、という極端な思考のままでダイエットしてもリバウンドを繰り返してしまうだけです。

思い当たる方やドキッとした方、たくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか。

人間は機械ではなくて生き物ですから、食事も運動もファジー(不明確で柔軟で曖昧)だととらえる必要があります。


大事なのは体がきちんと循環していることです。

疲労や老廃物など体内に滞りがない状態を保てているとストンと痩せられますし、リバウンドのリスクも低くなります。

体がこういう状態の時にこういう食べ物をこれだけ食べるとこういう反応になるんだな~といった感じでご自分の体を観察してみてください。

時には失敗することもあるでしょう。

でもそれを失敗ととらえずにご自分の体を知るチャンスだと思って、ぜひその後のダイエットに生かしてくださいね。


皆さんのダイエットの参考になれば幸いです。

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