食品のカロリーについて

基礎知識

ダイエットをしたことがある方や興味がある方なら、食べ物のカロリーを気にしたことがない人はいないでしょう。

スーパーやコンビニ等で購入する食品には、栄養成分表示としてその食品がどれだけの栄養やカロリーで構成されているかが表示されています。

まれに表示がない食品もありますが、表示されている食品がほとんどです。


このような表示ですが、きっと皆さん一度は見たことがあると思いますしダイエットに活用している方も多いでしょう。

全体のカロリー数(上記画像では417kcal)を気にする方は多いと思いますが、ここではもう少しだけ踏み込んでお話ししようと思います。

この417kcalという数字はどうやって計算したものでしょう。

炭水化物・タンパク質は1gあたり4kcal

炭水化物とタンパク質はそれぞれ1gあたり4kcalとなっていて、そこから計算しています。

三大栄養素とされている残りの脂質はというと、1gあたり9kcalなんです。

炭水化物とタンパク質の2倍以上ということになります。

上記の画像の栄養成分表を例にして計算してみましょう。


まずはたんぱく質が17.2gなので17.2g×4kcal=68.8kcal

そして炭水化物が57.0gなので57g×4kcal=228kcal

最後に脂質が11.7gなので11.7g×9kcal=105.3kcal


これらを足すと、68.8(たんぱく質)+228(炭水化物)+105.3(脂質)=402.1kcalということになります。

表示されている417kcalとほぼ同じ数値になることが分かります。

15kcalほど誤差がありますが、これはビタミンやミネラル等、三大栄養素以外の栄養素の細かいカロリーを全て足すと埋まります。

皆さんが摂取している食べ物や飲み物のカロリーはこうして計算されています。


少し話が戻りますが脂質は炭水化物やたんぱく質の、なんと二倍以上のカロリーなんです。

上記画像の栄養素を見ても分かるように、タンパク質が約17gで脂質が約11gなのに、そのカロリー差は歴然ですよね。

この食品ではその差は6gなのでそこまでカロリー差はありませんが、例えばジャンクフードやスイーツ(特に洋菓子)の栄養成分表を見てみてください。

脂質の量だけが飛びぬけていることに気付くはずです。

ジャンクフードやスイーツの栄養成分表を見てみると、たんぱく質が5g以下なのに対して脂質が30g以上のものも珍しくありません。


脂質が30gだと30g×9kcalですから、それだけで実に270kcalもカロリーを摂取するということです。

そう考えると、ダイエットをしていく上で脂質に気を付けることがやはり優先順位では先に来ます。

なぜなら脂質を減らせばその分摂取するトータルカロリーが自然に抑えられるからです。

しかし脂質も生きていく上では大切な栄養素ですので、何でもかんでも制限したり極端に脂質を摂取しないという方法はおすすめしません。

その日の体調(代謝の良し悪し)によっては、一日に摂取しても影響がないグラム数も変わってきたりします。

代謝が上がってる日には100gほどの脂質を摂取しても太らないです。

この辺はまた別記事にまとめることとします。

炭水化物(糖質)をカットするというダイエットの進め方が一般的となっていますが、それは絶対におすすめできません。

カットするのは不必要な脂質です。

それは今回説明した三大栄養素のそれぞれカロリーの多寡からも明らかでしょう。

具体的に一日にどれくらいの炭水化物や脂質を摂取していけばいいかは、別記事にて詳しく解説していく予定です。

ですのでまずは栄養成分表を見る癖をつけてほしいのと、極端に脂質の割合が多い食品には注意して摂取してみることを心がけてみてください。

これだけでもかなり違います。

皆さんのダイエットの参考になれば幸いです。

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